Framed prints

from the series Borderland

[Left] 8×10 inches Inkjet print without mat board
[Right] 11×14 inches Lambda print (by Pro-Lab Shashin Kosha) with mat board

Paper: (Left) ILFORD Omnijet Studio Satin, (Right) ILFORD FB1K Baryta paper

Frame: Birch wood (White) + UV filtering acrylic clear
*Right: Custom made frame (350mm x 405mm)

大四切より少し大きなフレームをカスタムメイドで作ってもらいました(右側)。左側の六つ切用フレームは同メーカーのインチサイズの既製品。大四切用のマットボードは昨今のスタンダードに倣って幅は狭めにし(上下均等幅)、中判6×7フォーマットをA3+の幅にプリント及び裁断した場合は下記のようにマットなしを想定して採寸しました。

 

from the series SANDS

[Right] 325mm x 380mm Inkjet print without mat board

これまで自宅内には、2009年まで私のプラウベルマキナのオーナーだった京都の写真家・小檜山貴裕氏の作品や、ワールドワイドに活躍しているファッション/商業コマーシャル・フォトグラファーの小山奈那子さんがまだ美大生だった2008年当時、内々に貰った展示用カラー暗室習作プリントの数々など、計12点を額装して飾っていました。

今回、大四切に関して自分の意図どおりにフレームを作ったので、追々追加オーダーして、ギャラリー等でフレームをレンタルすることなく、いつかどこかで自分の展示も出来たらと思います。

*Wintertagシリーズを用いたカラーのセットも追記予定。

 

Column: Traditional Japanese paper Awagami

Traditional Japanese color Hanada-Iro. 日本の伝統色「深縹(こきはなだ)」と藍染めされた「保多織」

その手触りの良さと縹色に藍染めされた名刺入れを一目見て、その場で購入したのが2017年だった。その年、約30年ぶりに高松で再会した父方の親類のひとりのケイコ姉さんは昔と同じように栗林公園を案内してくれた。その敷地内の「かがわ物産館・栗林庵」で僕は初めて高松の伝統工芸「保多織」を知った。江戸時代から伝統を引き継ぐ織り元は、香川県高松市内に一軒しか現存していないらしい。幼少の頃に毎年顔を合わせていた歳の近い高松の従兄の母親は徳島県出身で、建設中だった大鳴門橋と渦潮を僕は幼少の頃に写真に写している(in Setouchi)。その徳島県の伝統工芸と言えば吉野川水系の阿波藍と現在専業一社の阿波和紙。

 

SAKURA (2022) | Printed on Murakumo Kozo Select White by Awagami Factory

「この紙を好きになった」とまるで恋に落ちたかのようにアワガミファクトリーの和紙を紹介していたのは社会学の博士号を取得しているドイツのビジュアル・アーティストSandra Köstlerさんだった。CVのとおりサンドラさんは台湾での展示実績などから東アジアの文化に興味を持っているようで、そのポートフォリオには台湾のソーシャル・ランドスケープの他、韓国の山水画に関するリサーチベースのランドスケープ「SANSU」などがある。ヨーロッパがロックダウンされていた期間には、元WIRED編集長・若林恵氏の書籍『さよなら未来』に登場しそうなアーカイブを利用したリサーチを行なっていた。世界各国で日々膨大に撮られるストリート写真のアーカイブからフェイスマスクを装着している人物が写り込んでいるものだけを抽出し、それらをヨーロッパや東アジアなどの各地域毎に分類してグラフのように積み上げていく様子を動画化。フェイスマスクの装着率をビジュアル化する「A CONSTANT STREAM OF MASKS」という試みだった。そして直近のギャラリー展示では、サイエンス・ライターEmma Marris著『自然という幻想』を彷彿とさせるような(手つかずの自然はもはや地球上に存在しない。地球環境の変動によって動植物は大移動している。外来種を排除するのではなく人間が積極的に自然を管理することで共存の道を探るべきだという論文)テーマを表現するために南ドイツの自然保護区で撮影した自然を日本のサテン生地に印刷、それらを天井から吊るして人為的な自然界を表現するインスタレーションを行なっていたようだった(THERE IS NO SUCH THING AS NATURE)。

 

SANDS (2022) | Printed on Murakumo Kozo Select White by Awagami Factory

和紙の産地は日本国内多々ある中で、「鳥の子」など北陸の越前和紙が最も知られているかもしれない。そんな中、徳島県や四国に縁がある僕は阿波和紙を早速オーダーしてサンドラさんに報告した。「あなたの投稿を参考にして、これらの写真を阿波和紙にプリントすることに決めました」、「それは良い判断!この紙は本当にイイ!」。

和紙の面質は作品を選ぶけれど(なぜ和紙を使うのか、どの産地や工房の和紙を使うのか、その意図やアウトプットを想定した作品作りが理想と思うけれど)、楮を原料とする比較的薄めの「群雲・楮」などは伝統的な和紙工芸のように裏側から光を透過させる演出にも向くと思った。そして、和紙にプリントしたものを手にするとそれ自体を大切にしたくなる。いずれはアワガミファクトリーのプリントラボ/プリンターさんにいくつか印刷依頼させて頂ければと思いつつ、あるいは超短編シリーズとして和紙でzineを製本化なども試みてみたいと思う。

▶︎ Awagami Visiting Artist Program (Japanese / English)

 

Support Ukraine | Photo print fundraiser

2022/05/01 ウクライナ支援チャリティー・プリント販売は終了しました。お買い上げ頂き、人道危機救援金支援にご協力頂いた方々ありがとうございました。売上金は後述のとおり手数料等を除いて日本赤十字に寄付させて頂きます。以下、ログとして残します。

* * * * *

Online Print Shop

The charity print fundraiser in aid of Ukraine is now live, with limited editions of my prints on sale until May 1st 0:00 (JST). The aim of this sale is to help in my own small way with fundraising for Ukrainian relief. For EMS (Japan Post Express Mail Service) acceptability, COVID-19 impact and mail service availability by country, please refer to the link below.

▶︎ Japan Post: Service availability by country (English)

The photos are printed on 8×10 inch ILFORD GALERIE paper (Gold Fibre Pearl / 290gsm Acid-Free) using a home inkjet printer. My name is printed with a simple stamp on the reverse. Proceeds, minus shipping and handling fees, will be donated to the Japanese Red Cross Ukraine Humanitarian Crisis Relief fund.

I believe that, in the modern era, there can be no justification whatsoever for choosing war instead of dialogue and negotiation. Although I am in Japan and this conflict is taking place far away in Europe, I very much hope that it will be quickly and peacefully resolved.

This is the first time I have used an online shop platform, so it may not work properly. If you experience any problems, please inform me by DM or email.

 

ロシア政権によるウクライナ侵攻を受けて、5月1日まで数量限定で、ウクライナ支援チャリティー・プリント販売を行ないます。微々たるものでも救援金調達の役に立てたらという思いです。送料と手数料を除いた売上金は日本赤十字ウクライナ人道危機救援金窓口に寄付します。8×10インチ(六つ切サイズ)に裁断したILFORD GALERIEペーパーに自宅のインクジェット・プリンターで印刷します。マットボードやフレームは付属しませんが、チャリティー終了後にラインナップ拡充も計画しますので、お気軽なプリント蒐集のお役に立てればとフォルダーを同梱します。準備諸々不十分な点などあるかもしれませんが、主旨をご理解の上よろしくお願いします。

この企画にご協力頂いた方への謝辞と個人的な思いを以下に記します。

Continue reading

A juried group show at Black Box Gallery

It’s a little early but I’ll let you know. This photo (from my series “Coastline”) is included in the upcoming group show “Viewpoint: Landscape and Architecture” at Black Box Gallery in Portland, Oregon. Thank you so much, juror and director Todd Johnson for selecting my work.

A juried group photo show “Viewpoint: Landscape and Architecture”
Date: January 01 2022 – January 20 2022
Open: Thursdays and Fridays, 12-4 pm (PST)
Place: 811 East Burnside St. #212 Portland, Oregon 97214

Matted print and 18”x24” framed by Black Box Gallery.
Thanks to Todd for sending me a couple of install shots!

アメリカ・ポートランドのBlack Box Galleryで、2022年1月1日から20日まで公募展「Viewpoint: Landscape and Architecture」が開かれます(審査員: Todd Johnson at Black Box Gallery)。ギャラリー展示は24名、私の「Coastline」シリーズから一点選出されました。現地ではプリント作品のオーダーも可能で($450 without frame)、会期終了後にはオンライン展示30名を含む全54名が掲載されるblurbのカタログ写真集が刊行されます。今回現地に行けないのは残念ですが、アメリカ西海岸在住の方など、リベラルな街ポートランドにふらりと立ち寄って頂けたら幸いです。

公募展「Viewpoint: Landscape and Architecture」
期間: 2022年1月1日 – 2022年1月20日
開廊: 木曜日と金曜日 午後12時から午後4時 (JST-17)
場所: Black Box Gallery Portland, OR.
*上記スケジュールはオンライン展示を含む

*Thank you for your support in the past year. All the best to you this holiday season!

B/W Lambda print

Durst B/W lambda print by Shashin Kosha (Pro Lab. Higashi-Kanda, Tokyo)
Paper: ILFORD FB1K baryta paper (Darkroom enlarging paper)
Size: 11×14 inches
Photo: Neighborhood Nov 2021

*6×7 medium format, ILFORD DELTA 400, Kodak T-MAX developer, ILFORD Rapid Fixer, Self-development

カラー・ネガフィルム現像でお世話になっているプロラボ・写真弘社で、日本国内では唯一というB/Wラムダプリントをして頂きました。印画紙は暗室用のバライタ紙(銀塩プリント)、サイズは11×14の大四切。バライタ紙の面質は以下の短い動画をご参照ください。後日、写真弘社と同じ建物内の山ノ手写真製作所に再訪して額装のご相談など出来たらと思ってます。

 

Durst B/W lambda print by Shashin Kosha (Pro Lab. Higashi-Kanda, Tokyo)
Paper: ILFORD FB1K baryta paper (Darkroom enlarging paper)
Size: 11×14 inches
Photo: from the series ‘Borderland’ Apr 2019

*6×7 medium format, ILFORD DELTA 400, ILFORD ID-11, ILFORD Rapid Fixer, Self-development

 

 

Photography prints | 8×10

from the series ‘Wintertag’, ‘Coastline’, ‘Borderland’, etc.

I’m taking a break from social media for a while (about three months). I need to actually study. I bought an A3+ inkjet printer during the pandemic. I got some advice about inkjet print from printing director at Yamanote Photographic (Related post: here). I’m retrying photography prints with an inkjet printer. Feel free to give me your feedback and advice via DM or email. *I always use brownie 120 film 6×7 medium format. And sometimes I use 35mm (135) film.

Inkjet fine art paper: ILFORD and SiHL
Darkroom enlarging paper: ORIENTAL
Clamshell storage box: Print File, Inc.
Print size: 8×10 inches

*I’m going to get vaccinated for the first time on September 13th (Second dose: October 4th).

 

at Yamanote Photographic

My photography prints + Wood frame sample at Yamanote Photographic. Yamanote Photographic is an ILFORD certified print lab in Japan. I got some advice about inkjet print from printing director.

中判カラー・ネガフィルム現像でお世話になっているプロラボ・写真弘社と同じ建物内、東京・東神田のプリントラボ・山ノ手写真製作所に事前にアポイントメントをとった上でお伺いして、額装やブックマットに関する色々なアドバイスを頂きました。

昨年からのコロナ禍と、暗室などが営業自粛されていた状況もあって、今年2月に裁断機とA3+インクジェット・プリンターを自宅に導入しました。インクジェット・プリントはカラーよりも白黒の方が圧倒的に難しいと感じている中、暗室で手焼きしたプリントと見比べながら試行錯誤を繰り返しています。今回、山ノ手写真製作所でカラーと白黒のプリントのチェックもして頂けたのは本当に良い体験となりました。

*プリント制作やプリント販売に関するコラムをつづきに書きました。

Continue reading

B/W darkroom print

Enlarger : Fuji SD690N
Paper : ORIENTAL Eagle VCRP-F 8×10 inch

#01. F5.6-F8 / 3.2sec + dodging and burning
#02. F5.6-F8 / 2.0sec / straight
#03. F5.6-F8 / 3.2sec + dodging and burning

Rollei 35 SE, ILFORD DELTA 400
Self-developed / ILFORD ID-11, Rapid Fixer
Self-printed at The Darkroom International

 

暗室作業の覚書。引き伸ばし機の前に座ってルーペを覗いてネガの粒子を見るのは久しぶりだった。白黒暗室は全暗室のカラー暗室とは違って、仄かに赤いセーフライトが灯る中での作業なので、まるで瞑想ルームのようで落ち着く。引き伸ばし機に手の甲を翳して覆い焼きや焼き込みをした。明室に出てからはスタッフさんからのアドバイスや居合わせた他の作家さん達との会話も楽しくてそれ自体が生産的だった。

そんな中、ローライ35(ゾナーモデル)は非常に焼きやすいネガが作れるカメラだと思った。ローライ35は頂き物で、35mmフォーマットは使用用途に合わなかったけれど、新たな目的が出来た感じがする。プリントはネガの自家現像の過程に左右されるとは思うけれど(液温、現像時間で故意に粗くするなど)自分はノーマル現像しかしない中、スタッフさんにネガの具合もチェックして頂いた。

プラウベルマキナで撮ったものは撮影時にイエロー or レッドフィルター必須、引き伸ばし機に0番フィルターをかましてもガチガチに階調が硬かったので、違う方法を考えてみようかとも思った。昨年携わったクライアントワークの撮影プロジェクトでは、白黒ネガをスキャンして画像化した上で(スキャナー特性で柔らかくなる)白黒インクジェットプリントに定評のある清澄白河のアトリエ・マツダイラさんにプリント依頼させて頂いた。

 

in a darkroom

暗室WORKSでの手焼きカラー印画紙プリント備忘録

Photographic enlarger :
Durst M805 Color / EL-Nikkor 80mm F5.6
(C0, M70, Y70 / F8 / 15sec)

Photographic paper :
Kodak Professional PORTRA ENDURA paper (F).
8x10inch (20.3cm x 25.4cm)

Zeiss Ikon Ikoflex IIA / Zeiss-Opton Tessar T 75mm F3.5 / Kodak PORTRA 160VC / 6×6 medium format