HANDS by Valentine Editions

印刷メディアの掲載者に個別に配布された告知用ポスター
Thank you so much, Valentine Editions and curator Christine Marie Serchia -san (director of Serchia Gallery) for the opportunity to be a part of this beautiful publication.

キリスト教の聖職者、ヴァレンタイン。写真家達をひとつのテーマで結びつけるロンドン拠点のヴァレンタイン・エディション。二月を「特別」と表現する、二月生まれの僕にとっては親近感を覚えるプラットフォーム。それを知った頃、「ROCK」という公募が行なわれていた。その結果を傍観しながら感じたのは「石は自然風化や人間による加工によってその姿や形を変え、古代から現代まで人間の営為と共にある」だった。そんな主旨ですよとは謳っていなかったけれど、世界中の写真家達がそれぞれ異なる主旨で制作しているシリーズなどからキュレーターが特定の主題をもとに写真をピックアップしていくと、そんな一連のイメージが浮かび上がってくるのは面白いなと思った。想像力にはおそらく教養も必要とは思うけれど、WINDOWS、PAPER、ROCKと続いたキュレーションからは毎回ある種の哲学を感じる。そんな中、メディアと鑑賞者を結びつけるのもヴァレンタインならば、今回の「HANDS」にはPHOTO VOGUEのグローバル・トップのエディタやフランスPhases Magazineのエディタも反応したちょっとユーモラスで微笑ましい白黒作品も含まれている。

「手」や「腕」、それが身体のどの範囲を指すのかは国や言語によって異なるらしい。イスラエル出身の言語学者ガイ・ドイッチャー著『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』

HANDS.
Pre-order £25.00 ▶︎ Valentine Editions
45 pages of photographic works from 30 international artists.
Digitally printed on 55 gsm improved newsprint
289 x 380 mm / 11.4 x 15 inches
©︎ 2024 Valentine Editions publisher and the artists

 

The Wall

The Wall | A handmade book by Masato Ninomiya
A stone quarry for the stone walls of Edo Castle (400 years ago). This book is a sub-series of ‘Coastline’. The scenery and history of the Seisho coast.

Dye and Pigment hybrid print
Copier paper 75 gsm
148mm × 200mm(Cut the paper / A5変形)
22 photos, 48 pages (Including cover)
Unbound
Contained in cardboard box

Photographs by Masato Ninomiya, 2023
Edited and published by Masato Ninomiya, 2024

 

Noto Peninsula Earthquake Fundraising

A charity print by Yukihito Kono -san.
He is a photographer/artist based in Kanazawa, Ishikawa prefecture, Japan, and the founder of IACK.
On 1 January 2024, a M7.6 earthquake, located on the Noto Peninsula of Ishikawa prefecture, Japan. Please see below for details on the charity print sale.

▶︎ IACK.online

能登半島地震災害支援/金沢IACKのチャリティー・プリント販売を利用して、IACK代表、写真家・河野幸人さんのプリント作品を購入させて頂きました。額装時に久々にマットボードを使用(1mm厚)。エディションや売上金の寄付先は上記ウェブサイトに記載されています。被災された方々の安全と被災地の一日でも早い復興をお祈り申し上げます。

 

Postcards for Palestine

▶︎ Postcards for Palestine
Organized by founder Peter Watkins
Graphic design by Sharp Objects

Fundraising exhibition
December 12th, Berlinskej Model Gallery in Prague
December 14th-16th, Claire de Rouen Books in London
+1 Day. December 17th, Claire de Rouen Books in London
The signed postcard-sized artworks will be available for the flat rate of 20 EUR / 20 GBP.

1000+ Artists
Federico Clavarino, Jim Goldberg, Dylan Hausthor, Katrin Koenning, Michael Lange, Mark Power, Simon Roberts, Isaiah Winters and more

12月12日にプラハのギャラリーで、14日から16日にはロンドンのアートブックショップで(1日追加、17日まで)、パレスチナ人道支援募金展が開催されます。展示販売されるポストカードサイズの作品の収益はPalestine Children’s Relief Fund国連パレスチナ難民救済事業機関に寄付されます。40ヶ国、1,000名を超える参加者には上記のような欧米各国の著名写真家達も含まれることがアナウンスされています。

 

12月20日追記: 僕も参加登録していた中、ウクライナ情勢もあって主催者拠点の中央ヨーロッパへの郵送が大幅に遅延していると局員さんから聞いていました。無事に届いたようで、会期中プラハのギャラリーに行ってくれた人、(ロンドンの)棚でそれらのひとつを見た、素晴らしいと言ってくれた人、イベントに携わったすべてのスタッフに感謝。1日3時間、プラハとロンドンの計5日間で、9,000EUR(現在のレートで1,410,000円)以上の収益があったと発表がありました。

1, 3: SAKURA
2: The Big Dipper パレスチナの人々が一日も早く空を見上げられることを願う
ILFORD imaging GALERIE Gold Fibre Pearl 290gsm
105mm × 148mm Signed on reverse side

A roundup of charity print sales in support of Gaza
▶︎ British Journal of Photography

 

Angels Point by Adam Ianniello

L.A. based artist Adam Ianniello Exhibition ‘Angels Point’
Curated by Takashi Kato (Ensemble Magazine)
Photobook ‘Angels Point‘ published by GOST Books

会期中、一度目の訪問のあと、キュレーターの加藤孝司さんから「アダムのことをいつ頃に知ったのですか?」というようなメッセージを頂き、「アダムさんが創設したSmog Pressを知ったときなので、一年くらい前だったと思います」とお答えしたように思うのだけれど、Brian McSwain氏の写真集がリリースされた頃なので、本当は二年前だったかもしれない。アダムさんに「もう一度、あなたの展示を見に行くかもしれない」と伝えたら、「カムオン、11月17日の最終日には日本にいるよ」とアダムさんから返答を頂いた。

Wildernessとアダムさんは言って、ある作品の前に立った。「これを見てほしい。奥の山と手前で子供たちがブランコで遊ぶ山は自然、その谷間に広がるのはHouses」。「ネイチャーとアーバン・スペース、ウィルダネスとアーティフィシャル、こっちにはエクスプレスウェイ」と僕は言った。「片側五車線だよ」とアダムさんは言った。Angels Pointから見渡す景色はHistory of Los Angelesなのだ。語学力の無さと筆談が良い気がして、僕はグーグル翻訳アプリに言葉を入力した。こうした公共空間での展示はとても良いと思う、日本はアートが日常には浸透していないように思うから。ロビーを見渡しながら深く頷いたアダムさんも翻訳アプリに言葉を打ち込んだ。屋外の公園で展示をしたことがある、それもすごくよかったんだよ。

 

商業コマーシャル以外で日本で公共空間を利用するには大規模アートイベントなどでなければ行政の許可が降りなかったり、国からの助成金が得られないなどの制約が色々あるのかもしれない。そうした中でテラススクエア・フォトのような東京のオフィスビルのエントランスを利用した展示企画はとてもユニークで、そのロビーを行き交う人々の背後に佇む展示作品を遠巻きに眺めながら、これはいいのだと思った。

ところで、と僕はiPadに古い写真を表示した。彼、誰かわかる? 首を捻ったアダムさんに僕はある音楽を流した。ワオ、トト!とアダムさんは言った。これは1999年、若い僕の隣にいるのはロサンゼルスのもうひとりのヒーロー、スティーヴ・ルカサーだよ。

Portrait: PLAUBEL makina 67 / ILFORD HP5 PLUS / Self-development: Fujifilm Microfine developer (20℃ 8’30”) + ILFORD Rapid Fixer. November 17 2023

 

Donate: Palestine Children’s Relief Fund

10月25日、PCRF (Palestine Children’s Relief Fund) へ微々たるものながら寄付。

各種メディア報道の他、アメリカ、イギリス、ドイツのアーティスト等による母国の政策に失望する旨の発信を目にする中、Matt Courtney (@joiningthedots) さんがイスラエル・パレスチナ情勢の現地のニュースを連日リポストしながら自身の思いを訴えている。彼の祖先はリトアニアのユダヤ人だったとのこと。日本からは物理的にも宗教的にも遠い国の出来事として捉える向きもあるかもしれないけれど、爆撃による数千人の犠牲者の半数が子供、白い布に包まれた我が子の遺体を抱きしめてキスする母の姿、水の確保も困難という報道もあった。人は生まれる国も親も選べない。しかし人権は無視されて良いのだろうか?

Mattさんは少数部数のzineを販売してその収益の100%を寄付するとのこと。カナダ拠点の写真家でデザイナーのCristian Ordóñez氏がインスタグラム上からPCRFに寄付できることをシェアしていて、自分はその方法を選択することにしました(上記画像左)。

▶︎ Palestine Children’s Relief Fund
▶︎ @thepcrf

追記: L.A.拠点の写真家Adam lannielloさん(Smog Pressの創始者の一人)は、今日10月28日が誕生日。しかし「PCRFを含むガザへの人道支援団体に寄付してくれたら、希望者には今年出版された私の写真集『Angels Point』から一点モノのマッチプリントを贈ります」と表明されている。

 

To touch is be touched

Valentine Editions「HANDS」の主旨にはひとこと「To touch is be touched」と説明されている。そんな中、今年の春、四方幸子先生の書籍『Ecosophic Art』をストーリーズに投稿したとき、ドイツのPh.D. Sandra Köstlerさんが、ジェームズ・ブライドルの本『Ways of Being: Animals, Plants, Machines: The Search for a Planetary Intelligence』を取り上げて反応してくれたことがあった。どちらの本も人新世と呼ばれる現代と未来における自然界と人間の在り方、後者はそれらとAIとの関わりが書かれているはず。Valentine Editions「HANDS」で僕の名が付記された写真に、サンドラさんとサンドラさんのワークショップThe Space Labがリアクションを示してくれていたのはきっとWays of Seeingで、人と植物についておおまかにイメージしてくれたのだろうなと勝手に想像。

以前の「ROCK」のように、将来「HANDS」は紙媒体化されてロンドンのブックフェアなどに出展されるだろう。僕のはそれに含まれないかもしれない。キュレーターのクリスティーン (Christine Serchia) さんには、この写真はカラーフィルムの現像時にローラーの痕が残った低クオリティの古いスキャン画像を白黒変換したもので、むしろノイズを乗せることを考えたと最初にお伝えしてあった。クリスティーンさんからは別途「私たちにとってとても重要なリレーションシップについてのデザインワーク」と謳うアカウントからフォローして頂いた。

▶︎ @valentineeditions Instagram Exhibition
▶︎ UK based independent publisher Valentine Editions
Curated by Christine Marie Serchia (Curator of Valentine Editions. Director at Serchia Gallery)

▶︎ Podcast: PHOTO SLUT / ft. Christine Marie Serchia

 

What Makes a Lake? Tracing Movement

Published by Vermont, US and Toronto, Canada based independent publisher Another Earth.
Curated and Edited by Abbey Meaker, Estefania Puerta and Cristian Ordóñez.
Designed by Cristian Ordóñez and Abbey Meaker.

180ページのボリューム、四つ切よりひとまわり大きなサイズ。タイポグラフィ (*) を含むパッケージと本のレイアウトデザインは、ニューヨークMoMAをはじめ複数の美術館に作品収蔵実績があるチリ出身・カナダ拠点の写真家でグラフィックデザイナーのCristian Ordóñez氏によるものです。表紙に選ばれたFeiyi Wenさんは、以前にも記したイギリス・ブリストルのコマーシャルギャラリーSerchia Galleryにこの後に招待&展示されたようです。唯一日本からの僕の作品とテキストはうしろの方に掲載されています。
本の主旨と説明はこちら ▶︎ 過去記事 #1, #2

Artists: Maalik Abdul-Rahim, Gaspar Abrilot, Gabriela Alvarez, Andy Becker, Tal Ben Avi, Casey Bennett, Ali Beşikçi, Koan Brink, Alix Breda, Kelly Burgess, Frances Cannon, Madeline Cass, Zen Cohen, Kristie Cornell, Ben Currotto, Giuseppe De Santis, Adam DeSorbo, J Taran Diamond, Ross Doree, Peter Dubinski, Laura Duval, Richelle Forsey, Andrew Frost, Matina Galati, Roman Gioglio, Grace Glynn, Renee Greenlee, Tülin Gündoğdu, Beihua Guo, Ke Huang, Julie F Hill, Justine Highsmith, Anne Immelé, Ian Thomas Jansen-Lonnquist, Hua Jin, Caitlin Lorraine Johnson, Phoenix Kanada, Laura Kiernan, Cassandra Klos, Kalie Krause, C.E. La Dolce, Macaulay Lerman, Victoria Maidstone, Andrea Martínez, Benjamin Mayock, Pierre Mohamed-Petit, Zaynab Mortada, Kasia Murfet, Tommy Nease, Masato Ninomiya, Kelley O’Leary, Steve Olsen, Charles-Frederick Ouellet, Ahmed Ozsever, Robert Pallesen, Jasmine Parsia, Sarah Phenix, Duy Phuong, Ilaria Pisoni, Zach Pollakoff, Jared Ragland, Will Ritson, Matt Ross, Anna Rotty, Jordan Rowell, Will Sharp, Saar Shemesh, Kate Schneider, Fiona Segadaes Da Silva, Stefanie Schaut, Yonatan Schechner, Jackson Smith, William Mark Sommer, Todd Stewart, Brian St. Denis, Michael Sundue, Lily Consuelo Saporta Tagiuri, Camila Valdés, Maxim Voloshin, Ryan Walker, Alyssa Warren, Feiyi Wen, Janice Wong, Andrew Zawacki, Mary Zompetti

180 pages / 9.25 x 12.5 inches / Unbound / Contained in cardboard box (Tote bag optional)
$45 / First Edition of 150 copies (Sold out)
This publication was supported by the Burlington City Arts Community Fund Grant.
© 2023 Another Earth publisher and the artists.

*Lake, River, Land, Rain, Ice, Waterなどテーマに基づく単語のみ、文中のタイプフェイスを変えている演出もあり。

 

100 years since the Great Kanto Earthquake

Eitai Bridge | 1926 – Present | Hakozaki, Tokyo

2023年9月1日、関東大震災から100年。
2000年代の始めまでの約7年間、当時子会社から出向していた親会社は、今も東京箱崎の永代橋の袂に建つ外資系IT企業だった。つい先頃になって、両親宅で高齢の母から思いもよらぬことを聞いた。関東大震災のときに、難を逃れるために祖父が身ひとつで隅田川へ飛び込んだ場所は永代橋の袂だったと言う。箱崎周辺はまるで故郷のように心落ち着く場所で、今も年に一度は永代橋に行き、隅田川を行き交う船と河岸に建つかつての勤務先ビルを眺める。永代橋から佃島のタワーマンション群や月島方面を眺めたときに左手に見える相生橋は、戦時中の難を逃れるために祖父が再び隅田川へ飛び込んだ場所らしい。いずれの橋も震災や戦火で倒壊し、のちに再建されている。高松から単身上京した父との馴れ初めの場所は駒形橋、と母は言った。

 

Left: Mother + A map of traditional areas of Tokyo along the Sumida River. Right: Komagata Bridge | 1927 – Present | Asakusa, Tokyo.

人種差別をしない人だったのよ、と母は祖父を回想していた。近所に暮らしていた台湾人や韓国人、その子供達を祖父は可愛がったらしい。その時代、祖父のような人は生きづらかったと思う。大震災の直後、旧日本軍によって朝鮮人虐殺事件が起きた。戦時中には国家の指針に沿わない反戦主義者も「アカ」と呼ばれて収監された。壺井栄『二十四の瞳』、江馬修『羊の怒る時』、髙橋健太郎さんの写真集『A RED HAT』などでそれを伺い知ることが出来る。なまじっか僕の社会人としての出発点は外資系だったので(所属部門のクライアントは常に国内企業で語学力は不問だった)年功序列や保守的思想よりも、個々にユニーク(独自性)であることを尊重するグローバルの価値観や祖父の思想に共感する。祖父はイキな人だったのかな?と僕は母に訊いた。イナセな人ね、と深川出身の母は佃節のように言った。粋な深川(芸者)、鯔背な神田(職人)、人の悪いは麹町(大名屋敷やお侍)。

ただでさえ、歳をとったら不潔に見えるのだから、年齢を重ねたらパリッとした白いシャツを着た方がいい、と祖父は50代で言ったらしい。なかなかに良いことを言うなと思った。その当時の祖父と同年代に差し掛かった自分が白シャツを着こなすのはそこそこ難しく感じるけれど、村上春樹の小説に出てくるようなスタイリッシュな中年男を目指すのも悪くはないかもしれない。いずれにせよ体型維持を怠ってはどちらも難しいのだ。

 

Ecosophy + Social sculpture

What Makes a Lake? Tracing Movement’ by Another Earth. Félix Guattari’s notion of ‘ecosophy’ (ecology + philosophy) and Joseph Beuys’s notion of ‘social sculpture’. It seemed to me that the aims of ‘What Makes a Lake? Tracing Movement’ overlapped with these philosophies.

「この本どう思う?」。四月頃、アメリカとカナダ拠点のインディペンデント・パブリッシャーAnother Earthから ‘What Makes a Lake? Tracing Movement’ の掲載者に向けてPDF原稿が配布されたとき、ケンタッキー州在住の写真家Kalie KrauseさんからDMを貰った。「ちょっとすごいと思わない? 私、びっくりしたんだけど」。「完全に同意する」と僕は返信した。その頃、メディアアートのキュレーター/批評家、多摩美術大学・東京造形大学客員教授、武蔵野美術大学・情報科学芸術大学院大学非常勤講師、四方幸子先生の書籍『Ecosophic Art』が出版されて、僕はそれを読み耽っていた。フランスの哲学者フェリックス・ガタリが提唱したEcosophy (Ecology + Philosophy)、ドイツのアーティストで思想家ヨーゼフ・ボイスが提唱した社会彫刻、四方先生が提起されている環境的無意識と情報フローの概念も ‘What Makes a Lake?’ の主旨に多少重なり合う気がした。Kalieさんの返信に僕は付け加えた。「プロジェクトの主旨、掲載者達、ブックデザイン、編集、それと意義あるリサーチ。まるで皆がそれぞれの国でフィールドワークしたみたいだ」。「Completely!!」とKalieさんは言った。「すべての水辺が繋がってる。私もこのコレクションには意義があると思うの!」

 

Ecosophic Art’ by media art curator / critic Yukiko Shikata. Her concepts of ‘environmental unconsciousness’ and ‘information flow’. I shared ‘What Makes a Lake?’ PDF with Professor Shikata-san.

‘What Makes a Lake?’ はあくまで冊子媒体で、インタラクティブ・アートなどではないけれど、東京蔵前のコマーシャルギャラリーiwao galleryの磯辺加代子さんを通じて、そのPDF原稿を四方先生にシェアして頂きました(磯辺さんと、事例を含めてご返信を頂いた四方先生に感謝申し上げます)。Another Earthチームからも、ガタリやボイスの思想を絡めて「私たちがこのプラットフォームに取り組み、アーティストとコラボレーションしている主な理由のひとつです」との回答を頂いた(Richard Erdman Studiosのディレクターでもある創始者Abbey Meakerさんは文化人類学や自然環境に関するリサーチをArtist Fieldで、Another Earthはその出版部門として運営されている)。近年、日本のビジネス界でもSDGsやサステイナビリティが謳われる中、先述の思想や概念は地球規模で捉えるところからブレイクダウンすることで意義が生まれるとも思うので、国境を跨いだアートの分野から環境問題についての考察を社会に促す手法は理にかなっているように思えるし、このようなプロジェクトは未来に向けた社会貢献にもつながるのではないかなと少なからず期待する (*)。

*日本の同様なプラットフォームで思い浮かべるのは「自然との共生」をテーマに、彫刻、文芸、絵画、写真、ビデオアート他、全世界からアーティストをキュレーションしているロンドン芸術大学ご出身で名古屋拠点の澤田奈々さんとエリオット・ヘイグ氏によるThe Liminal Voice