A journey into Helsinki | in Futakotamagawa

11月15日の夜、fukuda hidekoさん (@deco_o : flickr / ig) とASAMI KUMIKOさん (@soreikea : flickr / ig) の海外スナップ旅写真展「Helsinki」スタバ玉川3丁目店へ。事前にご連絡を入れ、decoさんとASAMIさんが店内で待っていてくれた。初対面+閉店時間まで長居してしまいながらエスプレッソトニック1杯を飲みきらなかったことを反省しつつ、そこにそれがあったことをすっかり忘れてしまうような時間だった。

 

展示の前に、近頃decoさんがflickrにアップしている「山際の家」シリーズ、そこからお話を伺った。まさかな、と思いながら、福島ですか?とボーク気味のボールを投げてみた。福島の山際なんて全然知らない中、小中学生時代、僕は神奈川県厚木市山際に住んでいたのだ。学区内、当時の同級生のほとんども山際に住んでいた。他に山際と言えば福島、というのは調べたのだ。「厚木市山際です」の直球な回答に思いのほか動揺した。他の誰かが山際を撮ったのを見たことがない。国道から奥に入ると途端に細くなる道やフェンス、僕にとってはその光景が怖いくらいに懐かしかった。

 

ASAMIさん(左)とdecoさん(右)。手前は同行したTaさん。ASAMIさんが目瞑りっぽくなっちゃってスミマセン!下目線なのだ…(汗

decoさんとASAMIさんがかつて旅先で出会ったときのエピソードをお聞きした。出会った瞬間にビビッと感じるものも、気がついたら長年続いている友情も、縁が続く同士は何かしら互いに引き寄せるのだと思う。「おばあちゃんカメラを買いました」decoさんのflickrプロフィールの文言の意味をASAMIさんが答えてくれた。「私のカメラがゼンザブロニカで、善三郎おじいちゃんと言ってて」そんなペアなのだ。そして、主観で恐縮の中、お二人の写真を見たときから、かつてエイ出版社から刊行されていた「CAMERA magazine」を連想していた。2005年の初号サブタイトルがお二人と重なったのだ。『いいカメラは人生を楽しくする』。主に中判フィルムカメラによる旅写真などが題材だったその本が謳う良いカメラとは、自分に合う、人生の時の流れに寄り添うカメラのことだったと思う。光景に出会い、ファインダーを覗き、マニュアルでピントを合わせて、深呼吸するようにシャッターを押す。お二人の旅写真に気分が解放されるのは、撮っているご本人達がそうだから、かもしれないし、忘れかけていた何かを思い出させてくれるのだ。

*ハワイ島やヘルシンキ、photozineも買えるdecoさんとASAMIさんのサイト | http://tabitocamera.com/

 

おまけ。このひとコマは、ASAMIさんがテーブルに這いつくばって(ブレ防止。店内では一律、f/2.8の1/15秒)僕のプラウベルマキナで撮ったTaさん。ILFORD DELTA400を自家現像後、現像タンクからネガを取り出したらとてもいい感じに写っていた。現像液にILFORD ID-11を使ったノーマル現像(20℃、9分30秒)でシャープだったかもだけれど、フィルム上、6×7フォーマットの横1cmをマスクしてスクエアにトリミングしたら6×6使いのASAMIさんらしくなると思った。