FotoFilmic JRNL Issue 11 Winter 2022

FotoFilmic JRNL 11
▶︎ Get your copy on store.fotofilmic.com

This issue was guest edited by Corey Keller.
From 2003 to 2021, Curator of photography at the San Francisco Museum of Modern Art (SFMoMA).
Currently adjunct professor in the photography program at California College of the Arts (CCA).

Photographers:
Sam Zalutsky [USA], Nicole White [USA], Seunggu Kim [South Korea], Nikos Staikoglou [Greece], Tony Chirinos [USA], Daniel Aros-Aguilar [Colombia/USA], Jenny Sampson [USA], Masato Ninomiya [Japan], Emily Wall [USA], Laidric Stevenson [USA], Josh Slan [Canada], Sarah Malakoff [USA]

11×15 inches, 56 pages
©︎ 2022 FotoFilmic publisher and the artists

I’m very grateful for such a wonderful opportunity.

先月1月15日、カナダFotoFilmicからJRNL 11が刊行されました。JRNL 11ゲスト・エディタCorey Kellerさんによる序文と選出者12名のプロジェクトが掲載されています。このような機会に選出して頂き大変光栄です。サイズは11×15インチ(閉じた状態で大四切よりも大きなサイズ)、56ページ、価格は10USD。すでに残り僅かなようですが、上記オンライン・ストアをご参照頂ければ幸いです。

Cf. 関連記事

*FotoFilmic JRNL 11は、Sold outになりました。

 

Shortlisted: IMA next STORY

I am glad my photo series “Reincarnation” is shortlisted at IMA next STORY. Thank you so much, Juror Tomoko Yoneda -san for selecting my work. In addition, I participated in an online portfolio review by Naoko Higashi -san (Editor at the photography magazine IMA and project manager of Tokyo Art Book Fair) as a supplementary prize.

IMA next STORYのショートリストに、80歳を過ぎた両親にとっての終の住処とその周辺風景・大室山の山焼きを輪廻転生と捉えて時々撮り続けているシリーズ「Reincarnation 終の住処」が選出されました。審査員は高名な写真家・米田知子さんでした。ショートリストながらも選評も頂きました。感謝申し上げます。

副賞として、IMA編集部エディタ、Tokyo Art Book Fairプロジェクト・マネージャ東直子さんによるポートフォリオ・レビューをオンラインで受けさせて頂きました。これまでに制作してきた各シリーズのそれぞれのゴールに向けた具体的方向性に関するアドバイスと、このサイトの構成までご評価頂きました。ありがとうございました。

IMA next #025 STORY
▶︎ Winner and shortlist
▶︎ Juror: Tomoko Yoneda (Interview article by IMA)

Shortlisted: Reincarnation by Masato Ninomiya
▶︎ Jury selection and commentary 選評: EN / JP

本年もよろしくお願い致します。

 

A juried group show at Black Box Gallery

It’s a little early but I’ll let you know. This photo (from my series “Coastline”) is included in the upcoming group show “Viewpoint: Landscape and Architecture” at Black Box Gallery in Portland, Oregon. Thank you so much, juror and director Todd Johnson for selecting my work.

A juried group photo show “Viewpoint: Landscape and Architecture”
Date: January 01 2022 – January 20 2022
Open: Thursdays and Fridays, 12-4 pm (PST)
Place: 811 East Burnside St. #212 Portland, Oregon 97214

Matted print and 18”x24” framed by Black Box Gallery.
Thanks to Todd for sending me a couple of install shots!

アメリカ・ポートランドのBlack Box Galleryで、2022年1月1日から20日まで公募展「Viewpoint: Landscape and Architecture」が開かれます(審査員: Todd Johnson at Black Box Gallery)。ギャラリー展示は24名、私の「Coastline」シリーズから一点選出されました。現地ではプリント作品のオーダーも可能で($450 without frame)、会期終了後にはオンライン展示30名を含む全54名が掲載されるblurbのカタログ写真集が刊行されます。今回現地に行けないのは残念ですが、アメリカ西海岸在住の方など、リベラルな街ポートランドにふらりと立ち寄って頂けたら幸いです。

公募展「Viewpoint: Landscape and Architecture」
期間: 2022年1月1日 – 2022年1月20日
開廊: 木曜日と金曜日 午後12時から午後4時 (JST-17)
場所: Black Box Gallery Portland, OR.
*上記スケジュールはオンライン展示を含む

*Thank you for your support in the past year. All the best to you this holiday season!

Winner: FotoFilmic JRNL 11

My photo series “Wintertag” was selected as one of the 12 Winners in FotoFilmic JRNL Issue 11 Winter 2022. I’m honored. Thank you so much, director Virginie Lamarche at FotoFilmic and guest editor Corey Keller. And congratulations to Daniel Aros-Aguilar and Jenny Sampson, the front and back cover winners.

Issue 11 Guest editor: Corey Keller
She is historian of photography and independent curator based in Oakland, CA. From 2003 to 2021, she served as curator of photography at the San Francisco Museum of Modern Art (SFMoMA). She is currently adjunct professor in the photography program at California College of the Arts (CCA).

FotoFilmic JRNL Issue 11 Winter 2022
▶︎ https://fotofilmic.com/jrnl-11/

カナダFotoFilmic JRNL Issue 11の受賞者(掲載者)12名に「Wintertag」シリーズで選出されました。2022年1月にFotoFilmicより「JRNL Issue 11」が刊行されます。リリースの日程等は上記FotoFilmicウェブサイトをご参照願います。よろしくお願いします。

JRNL 11 ゲスト・エディタ: 写真史家 Corey Keller
サンフランシスコ近代美術館・写真キュレーター (2003 – 2021)
カリフォルニア美術大学・非常勤教授 (2021 – present)

MEMO: 2012年の創設時から僕はFotoFilmicを見てきました(当時、その刊行物はIssuuでも公開されていました)。その名称からフィルム・フォトグラフィに特化している印象を受けるかもしれませんが、創始者のひとりVirginie LamarcheさんはカナダのアートギャラリーBurrard Arts Foundationとのインタビューで、かつてこのように仰っています。「FotoFilmicは従来のシルバーベースの写真をデジタル写真の領域から分離するノスタルジックなアプローチを楽しむことに関与していません。FotoFilmicは常に、写真家が今日から選択できる無制限のオプションを提示する統合的な視点を奨励したいと考えています」。(参照: In conversation: Virginie Lamarche)

FotoFilmic HQ: 103-555 Prometheus Pl, Bowen Island, BC VoN 1G2, Canada

 

 

Column: Incandescent zine

One of my favorite zine ‘Incandescent’. It is curated and produced in Portland, Oregon by Pine Island Press. I made some videos of Incandescent (Issue 7, 10, 12, 16, and 17). Check out my YouTube playlist or Vimeo showcase. Thank you for the permission, founder Helen Jones. I hope Incandescent continues.

昨年掲載されたアメリカ・ポートランドのIncandescent zine。休刊と一年後の再開に向けたアナウンスを読んで、創始者Helenさんから許諾を得て、これまでに刊行されたものの中から手元の5冊を動画化、アーカイブを作ってみました。

 

2011年、マサチューセッツ芸術大学出身のHelen Jonesさん等がアメリカ・ポートランドでインディペンデント・パブリッシャーPine Island Pressを創設。年二回刊行されるPhotography zine Incandescentは、掲載作品の他にも毎号招聘される序文のライターやアメリカらしいタイポグラフィ、パイナップルの形をした島のロゴも愛着ポイントで、サブミッション・フィーを取らずスポンサー広告収入も得ず、時にはブックフェアに出展しながら、あくまでもzineの売上を次号の制作費に充当する運営スタンスを貫かれていました。10年間で約50ヵ国350名を掲載、日本人掲載者は3名で、そのうち1名はギャラリー契約作家だったと思います。

▶︎ Incandescent will be taking a hiatus,

10年間で印刷コストは倍になりましたという箇所から、パブリッシャーの立場ではないのですが、書籍化におけるサステイナビリティ(持続可能性)をアメリカの助成金以外で自分も少し勘案してみたい感じがします。YouTubeVimeoに置いた動画は、ワールドワイドに開かれている文化のひとつをシェア出来たらという思いとソールド・アウトになった場合は入手出来ないので、そのためのアーカイブのつもりです。オムニバス形式の冊子ですが、一度ブックショップのオーナー様などもチェックして頂けたらと心の内で願いつつ。*発行部数は毎号約200〜250部。初期のものはソールド・アウト、Issue 10+12はalmost sold out!とのことです。

pineislandpress.com
incandescentzine.wordpress.com

 

▼ 掲載者一部紹介 | Representative contributors
Issue 7: オランダ | In a clearing | のかつての創始者のひとりJordi Huisman、他。 Issue 10: スペインのJM Ramírez-Suassi写真集「One Eyed Ulysses」刊行前に掲載、他。Issue 12: シカゴのフォトジャーナリストJ.Daniel Hud、ドイツ出身の写真家兼デザイナーJens Windolf、他。Issue 16: NYのGoldenrod Editions創始者Roslyn JuliaIn Conversation Withの創始者でロンドン芸術大学出身のドキュメンタリー・フォトグラファーMichaela Nagyidaiová、他。Issue 17: Anywhere Blvdの創始者・南カリフォルニアのRhombie Sandoval、僕の「LITE」から一枚など。敬称略

 

Shortlisted: URBANAUTICA Institute Awards 2020

 

I am so glad my photo project ‘Coastline’ is shortlisted at URBANAUTICA Institute Awards 2020 (Category: Anthropology and Territories). Thank you to Editor-in-Chief and juror Steve Bisson at URBANAUTICA Institute (Italy).

イタリアのURBANAUTICAによるコンペティション 、URBANAUTICA Institute Awards 2020のショートリストに「Coastline」シリーズが入りました(カテゴリー: 人類学、領域)。以下のリンクにWinners / Shortlisted projects / Special mentionsのそれぞれに選ばれた方々のプロジェクトとアーティスト・ステートメントが掲載されています。よろしければチェックしてみてください。よろしくお願いします。

Winners, Shortlisted projects and Special mentions:
▶︎ URBANAUTICA Institute Awards 2020

2008年に創設され、2010年から見てきたURBANAUTICA。創始者Steve Bisson氏はアルルのポートフォリオ・レビューやレビュー・サンタフェでレビュワーを努められてきた方と僕は認識しております。URBANAUTICA運営出身者には、同じくイタリアで2010年に創設されたLandscape StoriesのエディタGianpaolo Arena氏がおり、そのLandscape Storiesから派生してのちにVelvet Eyesが創設されるなど、URBANAUTICAは現代風景プラットフォームの源流だと思います。今回受賞を逃しても最終選考ショートリストに入ることが出来て大変嬉しいです。

 

Column: Goldenrod group zine

「zineというものを知っている?」

13年前の2008年、印刷出版大手に勤務する友人からそう聞かれたとき、身の回りではまだ聞き慣れないものだったと思います。当時その友人と都心をぶらつき、僕は林央子 (Nakako Hayashi) さんによる「here and there」というzineをブックショップで手に取りました。ホンマタカシさんなどが参加されていて、しかしそれは写真に特化したものではなく様々な記事が収められているアート誌、グラフィックデザイナーによる先鋭的な試みなども形にしているインディあるいはzineならではの刊行物でした。

 

当時もうひとつ「All things ordinary」という写真に特化したアメリカL.Aのグループzineを購入。そのキュレーション傾向は、一見すると当時世界的流行でもあったガーリーカルチャーに沿っているように見えて、掲載アーティストのクレジットにはBryan Schutmaatの名もありました。グループzineの役目は、キュレーションした作家作品をグローバルに紹介すること。レイアウトはオーソドックスに作品掲載のみに注力されています。そうした媒体の楽しいところは、知る人ぞ知る作家がこんなところに!と発見できたり、この作品良いなと作家名を調べてみると、実はその世界では著名な人だったなど、まるで辞書や図録のように知見を得るきっかけになることかもしれません。それらzineの特徴は広告収入を得ておらず、商業目的ではないところです。

グループzine、後者の主にアメリカの「文化」にコミットメントできたらと夢のひとつを持っていました。昨年それが叶って掲載されたポートランドのIncandescent issue 17、そしてニューヨークのGoldenrod issue 01も海を渡って無事に先日届いて、後者は100部のうち現時点で残り11部とアナウンスもありました。その動画化と公開の許可を得られましたのでご覧頂ければ幸いです。RoslynGraceに感謝。

▶︎ Goldenrod group zine Issue 01: Online shop

(Movie via my Vimeo / Copyright ©︎ by the artists and Goldenrod Editions)

 

Landscape Stories Magazine | Coastline

My photo series “Coastline” has been featured on Landscape Stories Magazine blog (LS30 | Archive – Memories of the Future). Thank you to Editor-in-Chief of Landscape Stories Magazine Gianpaolo Arena (Treviso, Italy) and Social media editor Sara Spinelli (Milano, Italy) for featuring my work.

イタリアのコンテンポラリー・フォトグラフィ・マガジンLandscape Stories Magazine blogに「Coastline」シリーズが掲載されました(12 photos + Project statement)。よろしくお願いします。

*このシリーズのステートメントはイギリス・バーミンガムのM&Y Translations (Michael Normoyle & Yoshiko Furuhashi) 様に英翻訳して頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。

 

Column: HIDDEN HISTORIES exhibition by ICW

今年、In Conversation Withが立ち上がった直後、全世界はコロナウィルスによるパンデミックに突入し、欧米の街は軒並みロックダウンされました。屋外で活動出来ない閉塞感の中、すぐに全世界の写真家達とビデオ会議を始めて、各国の写真家達のポートフォリオや対談の様子をオンラインでシェアし始めたのがICWの創始者Michaela NagyidaiováKristina Sergeevaでした。ICWの名称は、コロナ禍を迎えて新たな意味を持ち始めたように僕には感じられました。

ICW創始者二名が個々に制作しているドキュメンタリー・フォトシリーズ、そこに内包されている要素をワードとして抽出し、それを公募のテーマにして、世界中の写真家達とコラボレーションを始めたところにも僕はすぐに興味を持ちました。その特定ワードに基づく様々な見解や新たに知り得た各国の歴史などを共有、学びの場にしているところがユニークで、まるで美大の通信教育部のような面白い試みにも僕には思えました。それを彼女達は「ビジュアル・ディスカッション」と呼んでいます。

 

ICWの公募は、Family Spaces、Getting By、今回のHidden Historiesで三回目。バーチャル・リアリティを用いた展示は初の試みです。ロックダウンされていた欧米各国の状況とコロナ対策、世界中の写真家達との国境を越えたコラボレーション、新たな体験や鑑賞方法など、バーチャル・リアリティを用いた経緯はその他にも、VRプラットフォームやアプリ、デバイス面も整った現在の時代的背景もあるかもしれません。もしもこの展示が現実空間で行なわれていたら、相当に大きなギャラリースペースが必要となるので、それはまるで言葉のあやのように現実的ではないかもしれません。今回は9つの国から15名の写真家達が参加した展示となりました。僕にとっては日本にかつて存在した国境のひとつBorderlandシリーズで、ボーダーレスな企画に参加出来たことを心から感謝したいと思います。アイデアを次々と形にしていくICWの五年後、十年後が楽しみです。

 

今回の展示が以下のサイトで取り上げられたようです。In Conversation With創始者二名の母校、ロンドン芸術大学のPost-Grad Communityと、美大生や卒業生の新進気鋭アーティストを紹介するプラットフォームThe Pupil Sphere。今回のオンライン展示HIDDEN HISTORIESのことが語られています。一読してみてください。

▶︎ ual | Post-Grad Community
▶︎ The Pupil Sphere

 

HIDDEN HISTORIES exhibition | Artist Profile

Hidden Histories by ICW Artist Profiles

(via In Conversation With)

▶︎ HIDDEN HISTORIES online exhibition by ICW

In Conversation Withによるオンライン・エキシビションHIDDEN HISTORIESのArtist Profile、そのステートメントがICW teamによって英文校正されていました。私のこのサイト上の「Borderland」のアーティスト・ステートメントも修正しました。ICW teamに感謝。

HIDDEN HISTORIESというテーマの下、創始者二名と世界中から公募された写真家とのコラボレーション、2021年1月12日まで開催されています。今年のコロナウイルスによるパンデミック、欧米ロックダウンという状況だけでなく、国境を越えたコラボレーションとしても用いられたVRをお楽しみ頂ければと思います。

*Artist profile: English proofreading by ICW team (Thank you so much!)

 

ICW team : Michaela Nagyidaiová and Kristina Sergeeva