2023 First note

From the series “Reincarnation” | Ito, Shizuoka. 2022

#01. 年明け後、イタリアの写真家Filippo Barberoから届いたメッセージ。「潜在意識と視覚認識との絶え間ない対話をリサーチすることを目的としたアカウントVisual Subconsciousを作りました。興味あったらここにシェアしておきます。サンクス :)」。長いことソーシャルメディアから離れていたけれど、最近読んだ本の一節ともちょっと重なる気がして、彼の新たなプロジェクトを早速フォロー。彼との接点は同じコンペでの入選、招待制NFTマーケットプレイスでの出品など。彼は僕より20若い。

“何がアートであり、何がアートになれないかを分ける境界線は今も存在する。(中略)現在その境界線とは社会学的、部族的、哲学的そしておそらく経済的なものであるように見える”/現代美術家 ロンドン芸術大学総学長 グレイソン・ペリー

▶︎ 読書メーター

 

From the series “Coastline” | Ninomiya, Kanagawa. 2022

#02. 言語化の課題。一昨年末、都市考古学や文化人類学、地理学や社会学、建築や美術史などのフォトエッセイや記事を掲載しているメディアAnima Lociに、自分試しで「Coastline」シリーズを送ってエディタからレビューの返事を貰った。再提出期限に全然間に合わなかったのだけれど、欧米のエッセイは論文形式とも聞くけれど、言語化の再挑戦は自分のためにやってみようかなと思う。昨年もどこかにそんな意志を書いた気もするけれど。
「海岸侵食と人工建築物、自然と人工の力の関係を探求するあなたのアイデアを私たちは楽しんでいます。歌川広重の描写との対比も興味深い。考察事項を1,600ワードくらいで詳しく説明し、第一稿のドラフトを送ってくれませんか。あなたのステートメントのように非人称のスタイルを維持しても構いませんし、一人称の個人的観点でも構いません。オープンです!」

 

From the series “LITE” | Neighborhood 2022

#03. 昨年の今頃、アメリカ・ポートランドのギャラリーの月例公募展に単写真が選出された。同様なイベントは東海岸のサウスカロライナのギャラリーでも開催されているみたいで、それらは本流のプライマリーマーケットとは異なるけれど、Sara Silksのような人のCVにもその経歴が記述されている。選出された作品は展示後三年から五年間ギャラリーでプリント販売され、価格とエディションはギャラリーとの間で取り決めて、オーダー時にはギャラリーから送られる書類に作家がサインを入れて返送する。そんな流れやシステム(体系)を体感できるのでこれからも時々出してみようかなと思う。