#note | borderland

新シリーズ「borderland(仮題)」について。県内に点在する米軍施設の中で、2015年に土地返還された横浜郊外・元米海軍通信施設跡地。2026年、国際園芸博覧会誘致など土地再利用計画が具現化すると生まれ変わるはずの風景。敷地面積・東京ドーム51個分。現在もかつての国境/有刺鉄線内立入禁止ですが、桜が満開になる四月第一週に元ヘリポートが一般開放されます。しかし都市部からも公共交通機関の駅やバス停からも非常に離れているので、地元の方々や敷地内野球場利用者の方々を除いては知る人ぞ知る区画かもしれません。いずれは写真の中だけの風景になるとも思い、今年新たに元号も変わる中、戦後日本の歴史のひとつとして+神奈川の中のアメリカ。

 

単に風景として捉えた場合、アメリカ式の消火栓や小屋の形から、アメリカの画家Andrew Wyethの画集やEllsworth Kellyの写真集「Photographs」に出てくる1940-1970年代のアメリカ風景/建築様式を思い浮かべる部分もありました。周囲の草地には日本の国鳥キジが野生で生息しています。

注)風景は散策路あるいは造園業用地から、建造物はフェンス越しまたはその隙間から撮りました。現役米軍施設の場合許可なくカメラは向けられません。

 

*photozine : B5, 31 pages, 19 photos + Text

 

#note | Under the Overpass

西湘の海岸浸食とライフ、ふたつのテーマを内包したシリーズ「Under the Overpass」について。県民の方ならば西湘バイパスから望む相模湾の景観をよく知っていると思う反面、西湘地区に住んでいないとなかなかバイパス下の光景には意識が向かないようにも思う中、以下のzineにも記載したとおり、思いのほか海岸浸食が進んでいる様子、そしてまた、人は皆頭上のバイパスを通過していくのでことのほか静かで穏やかな空気がそこにはありました。このシリーズは春夏秋冬、今後も時々継続していこうと思います。

人間が営為のために造り変える風景を淡々と客観視=ニュー・トポグラフィクスを近頃勉強中。美大の教科書的なシャーロット・コットン著「現代写真論/コンテンポラリーアートとしての写真のゆくえ」(昌文社)は京都造形芸術大学後藤先生企画監修、自分は後引きの辞書代わりにしています。

 

*photozine : B5, 28 pages, 22 photos + Text (lang : JP)