Covid Pictures | Tokyo 2020

Covid Pictures | Founder: Jennifer Timmer Trail
Archive 1750-2000
Thank you for adding those photos to the archive.

My B/W photos (Left to right): From the series Tokyo 2020. / 1. International student wearing a facemask. 2-3. Social distancing. 4. Message in the windows of Tachikawa Sougo General Hospital: “Hospital at its limits. Stop the Olympics!”. 5. ‘TOKYO 2020’ Olympic banners and the ‘Olympic’ supermarket’s signboard at the top of building.

The Olympic games opened on July 23. But I haven’t been vaccinated yet. Vaccination for the coronavirus has been delayed in Japan.

アメリカ・オレゴン州のJennifer Timmer Trailさんによって、パンデミック下の全世界の写真をアーカイブしようという目的で創設されたCovid Pictures過去記事)。今回は「Tokyo 2020」から5枚がCovid Picturesに追加されました。内訳は、今年の4月末にオリンピックのバナーが掲示されていた東京郊外の街、そのオリンピックの中止を訴える医療機関、フェイスマスクをした留学生、ソーシャル・ディスタンスなどです。ジェニファーさんからアーカイブへの追加のご連絡を頂いたのは奇遇にもオリンピック開会式の直前でした。以下に同様のプロジェクトとして、アメリカ同時多発テロ発生時の写真アーカイブ・プロジェクトや関東大震災映像アーカイブを追記します。

Ref. Interview: Covid Pictures by LENSCRATCH

Similar projects:
1. here is new york, a democracy of photographs | 9.11 NY
2. Films of the Great Kanto Earthquake of 1923 by National Film Archive of Japan

 

Tokyo 2020 zine

Photographs, Text and Layout by Masato Ninomiya
Translated by Michael Normoyle and Yoshiko Furuhashi at M&Y Translations

Paper: ARAVEAL snow-white (TAKEO Co.,Ltd)
Print on demand (laser print) / Saddle stitch binding
Printing and binding by Graphic Corp. (Kyoto)

57年ぶりのオリンピック東京大会の年とコロナウイルスによるパンデミック。Photozine「Tokyo 2020」を作りました。オフセット印刷のようなクリアさや解像感と比べると、オンデマンドのレーザープリントは画像部分が少々粗くベタッと沈みがちになるのかな?と以前入稿したものでも思ったのだけれど、そんな中、印刷用紙で好きなのはヴァンヌーボ、ミスターB、アラベール。今回は手触りと凹凸感の好みでアラベールを使用しました。紙の「流れ目」も指定した上で裁断してもらう竹尾のインクジェットペーパーを用いて、他のものなどは自家製本してみたいとも思っています。

 

Tokyo 2020

New: Short documentary series “Tokyo 2020

“You keep that,” said my dad. It was a copper medal commemorating the 1964 Tokyo Olympics, which were held before I was born. He told me that the start of shinkansen rail services was timed to coincide with the Games, and that sales of the colour TV sets that replaced black and white ones went through the roof. The second Tokyo Olympics was planned to take place 56 years after the first, in 2020. But the Covid-19 pandemic broke out at the start of the year, and the Games were rescheduled for 2021. The global coronaviruscrisis remained unresolved, however, and cities in Europe and America went into lockdown. In Japan, where the law does not allow lockdowns, states of emergency were repeatedly declared in the major cities. In April 2021, Tachikawa Sougo General Hospital, a medical facility in one of Tokyo’s suburbs, posted messages in its windows warning that it was at the limit of its capacity to treat patients and calling for the Olympics to be cancelled. At present, with three months to go before the Games are due to start, the majority of Japanese citizens are still unvaccinated, while the Japanese government’s line is that the Olympics will go ahead.

This short documentary series is intended to allow us in future to look back on the once-in-a-lifetime year of the planned Tokyo Olympics.

Translated by Michael Normoyle and Yoshiko Furuhashi at M&Y Translations (Birmingham, UK)

 

「これを持っておけ」と父は言った。それは私が生まれる前の1964年に開催されたオリンピック東京大会の記念銅メダルだった。父からはオリンピックの開催に合わせて新幹線が開業したこと、白黒テレビに代わってカラーテレビが爆発的に売れたエピソードを聞いた。1964年から56年後の2020年、再び東京でオリンピックが開催されることになった。しかし、2020年初頭、Covid-19によるパンデミックが発生し、二度目のオリンピック東京大会は翌年に延期された。その後もコロナウイルスによるパンデミックは全世界で収束せず、欧米各国では都市封鎖が行われ、法律でロックダウンが出来ない日本では主要都市を中心に度々緊急事態宣言が発令された。2021年4月、東京郊外の立川総合病院は、医療キャパシティの限界とオリンピックの中止を訴えるメッセージを窓に貼り出した。オリンピック開催予定の3ヶ月前、この時点で日本国民の大多数はまだワクチン接種が出来ておらず、日本政府はオリンピックの開催を宣言していた。

この短いドキュメンタリー・シリーズは、私の人生で一度しかないであろうオリンピック東京大会開催予定の年を将来振り返られるようにすることを目的としています。

 

issuu: “Tokyo 2020” Photozine: A5, 17 photos + Text, 41 pages

 

Covid Pictures

欧米各国がロックダウンされて以降、イタリアのある写真家はケミカルを取り寄せてC-41カラーネガフィルムの自家現像を始めた。C-41の自家現像なんてすごいね!とメッセージを送ったら、前からやってるんだけど今は家から出られないから丁度良いと思って、と返答があった。2008年頃に自分もC-41自家現像をしていたので、ISO感度に関係なく高温処理で3分15秒というのを思い出して懐かしくなった。アメリカ・ニューヨークのネイチャーを愛する女性写真家は、家の窓から見える景色をスマートフォンで録画してインスタグラムのストーリーに動画投稿していた。美しい風景、安全に過ごして、とメッセージを送ったら即返答があり、直後に静止画をフィードに投稿していた。しばらくこんな投稿が続くかも?と書き添えてあった。コロナウィルスによるパンデミック。ロックダウンされた不可抗力な状況下でも彼らは今しか出来ないことを共有していると思った。

 

Aint-Bad Magazineのエディタだったアメリカ・オレゴン州のJennifer Timmer Trailさんが、パンデミック下にある世界中の写真をアーカイブしようというプロジェクト、Covid Picturesを創設されました。ジェニファーさんに主旨を尋ねた際、このような返答を頂きました。「私は9.11アメリカ同時多発テロ発生時にニューヨークにいました。あのとき、あらゆる写真を収集している機関があったことを思い出したのです。パンデミックが発生したとき、そこに意義があると思いました。そして私は3.11東日本大震災のこともよく覚えています。日本の友人の葬儀に行きたかったけれど行くことが出来なかったの!」。

アーカイブとは何か、もう一度考えてみました。卒業アルバムの最終ページに添えられた年表のように、ずっと先の将来で歴史を見返すのに役立つものかもしれないし、ニュース素材のために報道機関が適するものを抽出するためのプールかもしれない。学者や研究者がリサーチに用いるものかもしれず、その際に国や人種などの特定条件でデータ(写真)を抽出したり、あるいはキュレーターやエディタがアーカイブから作品選考して展示や本にするなど。アーカイブ作りに参加することは社会貢献にもなる気がして、特にコロナは日本だけの固有の状況ではないので、世界を対象にしたCovid Picturesに参加しようと自分は思いました。後年、そのアーカイブを客観的に見られるようになることを願いつつ。

2020年3月29日、桜が咲く中で珍しく雪が降った日、世代は異なりますが自分と同じ誕生日の志村けんさんがコロナウィルスによって他界されました | Spring snow (Mar.29.2020) from the series “Wintertag” | Covid Pictures Archive 1-250