#note | Under the overpass

Series “Route 1 | Under the overpass” 制作ノート

海岸浸食とライフ、ふたつのテーマを内包しています。というのを、Tumblrに記しました。以下はこのシリーズを始めてからの雑感と勉強中のこと。 [2018.10.31 本文改訂]

 

9月の雨日、7ヶ月ぶりに高齢の両親宅へと向かい、西湘の海岸線を走るJR東海道線の車窓から相模湾を眺めながら、台風による2007年西湘バイパス崩落事故と砂浜消失を思い出した。

10月28日、海岸浸食に関するPDF資料を見つけたので、かつて砂浜が完全消失した大磯の隣、西湘袖ヶ浦海岸の養浜後の様子を見に行きました。オフシーズンとはいえ人がいない、海の沖へ向かってロープが一本張られていて一部立ち入り制限もしている様子、波はそれまで撮った国府津より西側とは随分と異なっていて、養浜を繰り返さなければ保てないのかもしれないなとも思いつつ、意味があるかはともかく、大磯から早川までの西湘バイパス高架下の海岸の様子を写真に記録しながら今後改めてこれをライフワークのひとつにしてみようかなと思いました。バイパス上は何百回と走っているのにその下の様子はこれまであまり気に留めていなかった。高架下ではないけれどJR東海道線の海側の町には、今尚昔ながらの駄菓子屋さんや八百屋さんなども残っていました。

難聴と眩暈のメニエール病を患って以来、回復/悪化を三週間おきに繰り返しており、頭蓋の中の苦痛が重いときにはトレッキングポールなしには歩けないけれど、東海道線の駅からすべて徒歩10分圏内、具合の良いときに海の音を聴く=自分で出来る病気療養とも思いつつ。

 

人間が営為のために造り変えた風景を淡々と客観視。ニュー・トポグラフィクスをここ数年勉強中。美大の教科書的なシャーロット・コットン著「現代写真論/コンテンポラリーアートとしての写真のゆくえ」(昌文社)は京都造形芸術大学後藤先生企画監修、後引きの辞書代わりにもなって僕は良い本と思っていて(アレキサンダー・グロンスキーなども加えてほしかったけれど)、そんな中、今年1月のPOSTでのホンマタカシさんの展示はEd Ruschaへのオマージュ、ひとつはガソリンスタンドがモチーフでした。今も欧州やアメリカでガソリンステーションのある風景を撮る写真家は本当に多いし、国内作家でニュー・トポグラフィクスといえばホンマタカシさんだし(Architectural Landscapes、東京郊外、他)、もうひとつ、ニュー・トポグラフィクスではないけれどタイプライター代わりの初代iMacの破壊っぷりも面白かったし(実物も展示)、しかし、zineを買うのを忘れた。自分を客観視出来ていない…

*FlickrのGalleryに写真を加えてくださった方がいらっしゃいました(Wow! You are great! [issue #5])、感謝です。