Note | Under the overpass

Under the overpass」は神奈川県南西部の相模湾沿い、主に西湘バイパス20km区間の橋梁の下の光景を撮り続けているシリーズです。昨年5月に発症したメニエール病を抱えながら始めたものなので、県内を電車移動、東海道線の大磯以西の各駅から徒歩15分圏内を対象に(難聴と眩暈で一人での移動はそれが限界)、「西湘の海岸浸食と、周辺の人々や暮らし」をテーマにしています。後者の部分は今後撮り足して差し替えていけたらと(完治に向けても)目標にしています。西湘では「写真撮りに来たの?」とわりと話しかけてもらえる実感もあるので、地元の方々との一期一会を大事に今後はポートレートなども残すことが出来たらとも思っています。

大磯駅に飾られている絵=東海道と言えば歌川広重。『広重と大正期の写真(知足美術館Amazon)』という本には、広重と同じ場所で撮られた大正期の写真(硝子乾板?)が出てきます。大正時代のその試みも面白いけれど、当時の機材による制約とはいえ客観的に風景を捉えているからこそ広重の時代との対比も出来て、約100年後の現代にも意味が出てくる。現在、西湘の海岸侵食が深刻に進行する中、東海道線車内で束の間そのことにも思いを巡らせました。

 

*Photozine draft : Coastal erosion (Sagami bay) / Living (Local people) in surrounding areas | B5, 34 photos + Text (lang : JP) | This series is an ongoing project, starting in September 2018.