log: exhibition appreciation 2024

Feiyi Wen + Peng Ke “Borrowed Landscapes”
Curated by Philip Tinari (UCCA)

Photography
2024.01Tomoki Imai, Masahiro Sambe, Takashi KatoThe New Domestic LandscapeTerrace Square
2024.07Keiji Tsuyuguchi移住 migrationiwao gallery
2024.07Talk Event:
Curator / Critic (Professor) Yukiko Shikata + Keiji Tsuyuguchi
iwao gallery
2024.07Feiyi Wen, Peng KeBorrowed LandscapesCHANEL NEXUS HALL
Design
2024.05(Professor) Yasuhito Nagahara日本語のデザイン、あとさき
Typography: James Joyce "Ulysses"
iwao gallery
Mixture
2024.08Kanji Wakae, Naoya Hatakeyama, Hirofumi Isoya, Akira Kamo, Aki Inomata, Moka TakedaDialogue with Joseph BeuysGYRE GALLERY
Books
2024.06flotsambooks zines tourDekay
2024.08NEUTRAL COLORS 5 刊行記念フェアUtrecht
Workshop
2024.06額装相談会 vol.3newton frames / noie.cc

フェイイ・ウェンさんは、アメリカ+カナダ拠点のAnother Earthの出版物『What Makes a Lake? Tracing Movement』の表紙にも選出されている中国出身でロンドン拠点の博士号ビジュアル・アーティスト(▶︎過去記事)。「あなたのアカウントをもっと早く知ってたら銀座で会えたのに!」とフェイイさんから突然メッセージが届いて、同じ公募に作品を出してその結果をベースに繋がることができたコミュニティの一員のようなつもりで、フェイイさんの展示最終日、銀座のシャネル・ネクサス・ホールへ行ってきました。「Borrowed Landscapes」とは中国庭園や日本庭園で用いられる「借景」の概念。1990年に出版されたオギュスタン・ベルク著『日本の風景・西欧の景観 そして造景の時代』(*) は個人的には理解の助けとなる一冊。滞在時間中、奇跡的に来場者は他に四名ほどで会場をほぼ独り占め。イギリスの人たちもSERCHIA Galleryでそれを直に観られたはず。現代的に中国の山水画を再解釈したような、あるいはその掛け軸のようなフォーマットに収められたイギリスの自然や風景を現地の人たちはどのように感じとっただろうと想像しながら、フェイイさんのジークレー・プリントを間近で見てきました。

*原題: Le Paysage au Japon, en Europe, et à l’ère du paysagement by Augustin Berque, 1990/講談社現代新書

毎年同様、展示鑑賞ログは年間通じて記録