at newton frames (@newton_frames) / noie.cc
L: Pigment print by Ph.D. Sandra Köstler-san
R: HANDS by Valentine Editions
小と大。ひとつはドイツからの頂きもので片面にホワイトスペースが設けられた二つ折りの一点もの。もうひとつは自分も掲載されているニュースペーパーフォーマット(サイズ)の作品集。どちらも見開きで飾ることを考えて、過去に額装相談で伺ったプロラボや専門店ではなく、額装するメディアに合わせてオルタナティブな印象を感じられるようなカスタムショップを探し、目黒のnewton frames / noie.cc extentの額装相談会に参加。担当スタッフさんの他、ショップのスタッフの方々は色々なアイデアを提示してくれた。まずは手触りの良い薄いマット紙で印刷品質も高いユニークなニュースプリント。これでいきましょうと仮決定したフレーム仕様に、イギリスの発行元Valentine Editions、SERCHIA Galleryのクリスティーンさんは画面越しに絵文字の羅列ですぐに反応してくれた。「それよ、それ!ナイス!もう、泣ける、ありがとう!」、多少意訳にすぎるかもしれないけれど。スタッフさんからのご提案はアッシュ材、奥行きを持たせたボックスフレームのように。奇遇にもSERCHIA Galleryのトップページで表示される見開き額装のフレーム仕様と余白以外は同じだったのだ (Link)。一方、ドイツのサンドラさんは「あの小さな作品を額装してくれるの?」とメッセージをくれた。「いつか会えたら、日本の楮(こうぞ)紙にプリントした大きな作品も差し上げます」。スタッフさんからのご提案は輪郭を影で描くような浮かし額装だった。手を動かしながらご教示頂いたちょっとしたセオリーも、それを飾るために空間や部屋を整えてバランスを図ることも、クリスティーンさんが運営しているもうひとつのプラットフォームの文言のように思えた。私たちにとって最も重要な関係性に関するデザインワーク。