自宅に届いていた二つのイベント案内
Information about their exhibitions received in the last few months.
◼️ Toshiyuki Nanjo & HRD Fine Art – Art Fair Asia Fukuoka 2022. Sep.30 – Oct.03
アートフェアアジア福岡2022のフライヤーには「ホテルオークラ HRD+ONWブースです」と付箋が貼られていた。初めてポートフォリオ・レビューを受けた2010年、レビュワーのお一人だったある編集長は言った。「今度こんなイベントがあるから、来てみては」。当時そのイベントには足を運べなかったけれど、その講演の壇上に立たれていたお一人が神奈川県の写真作家・南條敏之さんだった。昨年一月、南條さんは写真集「Shelterbelt」を京都のギャラリーHRD Fine Artからご出版された。客観的に捉えられた日本各地の海岸砂防林の光景を通じて、日本人の自然観、あるいは環境学や歴史などの側面から考察を促すようなリサーチベースの現代風景シリーズとなっている。平塚の砂浜はかつては砂丘だったとお教え頂いたのも南條さんだった。
◼️ Shoichi Ito’s exhibition at Loop House 101. Nov.13 – Nov.20
個展会場となる島根県松江市のLOOP HOUSEを設計した建築デザイナーによる序文「波打ち際の平面」が同封されていた。今年三月に東京新宿の蒼穹舎で開かれた「迷鳥」の展示に僕は足を運んでいるけれど、そのシリーズで伊藤さんの心象が込められた場所は山陰。建築デザインとのコラボレーションも改めて現地で体感してみたい気がした。ミニマリズム文学の名手と呼ばれるレイモンド・カーヴァーの短編小説集「愛について語るときに我々の語ること」のオリジナル原稿を50%以上も削ぎ落としたのはエディタのゴードン・リッシュだった。それは特殊な例かもしれないけれど、こと写真集出版に至るプロセスについて、様々なご教示を頂いたお一人が鳥取県の写真作家・伊藤昭一さんだった。
すでに会期中、または会期を過ぎてしまって、ご紹介が遅れてしまい大変恐縮です。
I am currently on hiatus, sorry.