Miura Peninsula

旦那さんの腕から、おぼつかない自分の腕へ、産まれて約半年のお子さんを抱かせてもらったのが昨年。先日、三浦を撮るよ、と三浦に住むその子のママ=ホルン奏者の友人に伝えたら、お子さんとの散歩がてらに同行したいと言ってくれた。喜んで、家族三人も撮らせてほしい。県内南東部の三浦半島を舞台に自分の思うテーマと同時に、その子の産まれた時代のその故郷も撮り残しておこうと思う。

 

先日、三浦を拠点に活動している木管五重奏団Ensemble femの定例演奏会に向かった。長い付き合いの中、僕は応援と手伝いを兼ねていつも彼女達の演奏を動画記録するのだけれど(結婚後にfemを脱退し、海の向こうへ渡った旧メンバーも見られるように)、いつものように遅刻した。国道134号線で湘南方面から三浦へ向かうと大渋滞なので、保土ヶ谷バイパスと横横を使えば楽勝だろうと思ったら大間違いだった。車のトリップメーターを見ていたら、自宅から東京・代官山までの距離のちょうど2倍あった。県内なのに三浦は遠いな…と思いながら、演奏会の昼の部に間に合わなかったので、夜の部が始まるまでの間、かつてフライヤー用にfemのメンバーを撮った岬まで行ってみることにした。

季節が季節だからか、広大な畑では三浦野菜の栽培が行なわれていて、海のこんな近くで、あの三浦野菜が作られているんだなと初めて実感した。以前、岬でfemのメンバーを撮る企画が出たとき(実際の撮影の2年前)、ロケハンでその岬に訪れた際には「写真撮りに来たんですか?」と女性に声をかけられた。その岬が好きで何度も来ているというその人は、ここにはオレンジ色のユリが咲くんですよ、とも教えてくれた。確かに県央部と三浦半島では、花の咲く季節が異なっている気がするし、咲く花の種類も少々異なっているように思う。東京湾を挟んだ向かい側の房総半島よりも、相模湾の向こう側の伊豆半島に気候は近いのかもしれない。三浦半島を撮り歩いて、もう少し三浦のことを知ってみようと思う。

Photo series : Miura Peninsula