in Osaka

動画再編集 : 3分18秒 | 2017年6月16日大阪hitoto gallery。小檜山貴裕写真展「もうこわくて目があけられない」、同時開催イベント「コヒ山スタジオ」。事前にこひやまさんからフライヤーを頂き、今回は私写真とお聞きしていた中、2009年京都「演出写真こーかい劇場」、2016年高松「see inside the inland sea」展に続いての展示鑑賞。同時開催イベントは対話からのひらめきによって即興で希望者を撮り下ろすもの。平野愛さん企画によるOURS. 7DAYS SCENE撮影エピソードもお聞きしながらの鑑賞ログ。

 

かつての「演出写真こーかい劇場」のイメージが強いという方もきっとたくさんいらっしゃると思う中、対象よりも感情、今回のこひやまさん展を観ながら僕は自分自身に意識が向いてしまった。日々、何を感じながら生きているの、という自問。2008年頃、今回の展示につながる私写真シリーズでこひやまさんを初めて知り、そのストーリーを思い出し重ね合わせながら、今回はパネル貼りや額装、サイズもまちまちな展示レイアウトを僕はこひやまさん展において初めて目にして、タイトルと会場のベンチ?に差し込まれていた文章も読みながら、これらの意図はこひやまさんがまっすぐな人だからそうなったのかもしれないと思った。

 

上のシーンについて。昨年の高松「see inside the inland see」展ではこひやまさんの手焼きによる6×7判からの引き伸ばしプリントと、ラボ焼きによる大判8×10からの引き伸ばしプリントが展示されていた。その展示物だった6×7判と、その後にこひやまさんご自身で焼き直された8×10のコンタクトプリント、そのポートフォリオを見させてもらっている図。大判のラボ焼きとこひやまさんご自身によるコンタクトプリントでは色味が全然違った。ちなみに、昨年の高松の会場でお聞きした限りでは、海外製・輸入版のフジの印画紙を使用されているとのこと。アシスタント・島田さんからお聞きした、かつての「演出写真こーかい劇場」の制作プロセス/撮影現場エピソードなども含めて、今回も充実した時間をありがとうございました。

小檜山貴裕オフィシャルサイト | noboka.net
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