Bird watching

GW初日の覚書。「バード・ウォッチング」という写真集を最初に手にとってみた。都内で4ヶ月ぶりに友人と会い、彼は会うなり「(2月の)誕生日プレゼント」と言って、洋書の写真集を差し出した。「2冊あって、両方自分が欲しくて買ったものだからどっちか」と彼は付け加えた。都写美で3つの写真展を観た後にお茶をしながら有難く手にとってみたその本の表紙には、マッカートニーという作家名が記されていた。ブラックバード…? ポール…? と思ってしまった自分は底が知れている。けれど、彼が興味を持つには理由があるはずで、それを探り当てるのが楽しみだった。

 

ページを捲るとクレジットにはコロンビア大学コンテンポラリー・フォトグラフィ美術館が云々とあって、自然の中の木々に止まる色々な鳥の写真集になっていた。鳥にフォーカスしたものというよりも、ランドスケープの中の鳥だった。ハードカバーの印刷製本だけれど、写真には個々の鳥の解説メモが手書きで添えられていた。森の中、色々な鳥を探して歩く行程は、探検的ドキュメンタリーにもなりそうと思いつつ、この文字さ、作家本人のかな、ユーモアあって面白いよ、(体裁は)自分で作った図鑑的な?と言ったら、それ、全部ウソみたいなんだよね、と友人は言った。もう一度写真集を最初から見直した。その意味を理解して、ちゃんとこれは自分で買う、と答えたら、じゃあその本はうちの娘用にしよう、と友人は言った。内心頷いた。もう1冊の方は互いにシェアしようと交わしつつ、日々の暮らしの中に、写真家でありブックアーティストによるこうした本もあったら、それはきっと楽しい学びになるだろうと思う。

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