Around Tokyo | Dec.2016

6月の会合から半年。クリスマス前の休日、先に男組二人で「めぐたま」へ行き、写真評論家・飯沢耕太郎さんコレクションによる数千冊の写真集に囲まれながら美味しいご飯を食べた。その後、半年ぶりに会う丸尾さんにクリスマスプレゼントを買っていこうと渋谷川を渡り、陽の暮れた恵比寿界隈を歩いた。夜、場所を移して三人合流。丸尾さんは大四つ切に引き伸ばしたオリジナルプリントの数々を持参していた。

 

ポートフォリオのボリュームは過去一番で、予想していたけれど感動で言葉にならなかった。手焼きの調子、判の大きさも現物でしかわからないし、日頃クレジットを見つけては成果をメディアを通して見るけれど、画面や印刷のそれとは観る側の感じ方も異なるのだ。そこにしか存在しない原版を時々見せてもらえることへの感謝とリスペクトも10年来変わらない。夜も更けて解散する直前、Taさんが鞄の中から単行本を二冊取り出した。二人へのクリスマスプレゼント、と不意を突かれた。ロバート・メイプルソープ。パティ・スミスの初版本だった。1日の終わりにさらっとそんなことができる人、というのはずっと昔から知っていたけれど。そんなTaさんを車の助手席に乗せて自宅へ送る帰り道、歩道から手を振る丸尾さんの姿も視界に捉えながら、他に代え難い友情にこの日もまた心が震えたのだ。

left to right – Photographer, Kazuho Maruo : 067.jp (KiKi inc.) and Ta (flickr)
Photo Journal : Around Tokyo